子どものすきっ歯について
子どものすきっ歯(空隙歯列)は、乳歯から永久歯への生え変わりで自然に治る「発育空隙」の場合と、歯の大きさ・過剰歯・上唇小帯(じょうしんしょうたい)の長さ・指しゃぶりなどの癖が原因の場合があり、放置すると発音や噛み合わせに影響することも。成長過程で一時的なものか、それとも治療が必要かを歯科医師に相談し、適切な診断と対応が大切です。
子どものすきっ歯の主な原因
●発育空隙(はついくくうげき):
顎の成長に伴い、乳歯の間に隙間ができる一時的なもので、永久歯が生えるスペースを確保するため。多くは自然に閉じる。
歯の大きさ・数:
永久歯が乳歯より大きいため、乳歯の段階では隙間があっても、永久歯が揃うとスペース不足になることも。逆に、歯が小さい、または本数が少ない(欠損歯)場合も隙間ができる。
上唇小帯(じょうしんしょうたい):
上の唇と歯茎をつなぐ筋が長く発達していると、前歯の間に隙間ができる。
悪癖(あくへき):
長期間の指しゃぶりや舌で歯を押す癖が、前歯に圧力をかけすきっ歯の原因になることがある(4歳以降は注意)。
過剰歯(かじょうし):
歯の本数が多い(過剰歯)ことが原因で、歯が並ぶスペースがなくなる。
放置するリスク
発音への影響:
「サ行」「タ行」などで音が漏れ、滑舌が悪くなる(そそっかしい、さ行が言いにくいなど)。
見た目:
コンプレックスになり、自己肯定感を下げることがある。
噛み合わせ・歯並び:
隙間に歯が倒れ込んだり、将来的に歯並び全体に影響したりする。
歯科医院での対応
診断:適切な時期に歯科医院を受診し、原因を特定することが重要。
治療法(原因による):経過観察:発育空隙など、自然に治る場合は見守る。
床矯正(しょうきょうせい):あごの成長を促し、スペースを作る取り外し可能な装置。
上唇小帯の手術:長い上唇小帯を切除する。悪癖の改善指導:。永久歯が揃ってからの本格矯正(:ワイヤー矯正など)。子どものすきっ歯は、成長過程で自然に治る良いすきっ歯(発育空隙)と、将来的な問題につながるすきっ歯があるので、心配な場合は早めに歯科医院で相談しましょう。